兼松フューチャーテックソリューションズ(KFT)が日本の販売代理店を務めるGpixel社は、2024年6月24日にファクトリーオートメーションや検査用のレーザー変位センサーに使用するGLR1205BSI-S裏面照射型リニアCMOSイメージセンサーを発表しました。変位センサーは、レーザー照射による三角測距の原理を使用して、一点の距離、高さ、または厚さを測定し、ロボット溶接のフィードバックシステムやバッテリー製造の膜厚測定などで使用されています。GLR1205BSI-Sは、さまざまな照明条件下で表面の正確な検出と正確な距離を測定するために設計されています。
Fig. 1 レーザー変位センサー用リニアイメージセンサー GRL1205BSI-S
GLR1205BSI-Sは、512ピクセルが1列に配置されたリニアイメージセンサーです。各ピクセルの幅は12.5μm、高さは250μmです。300nmから1100nmまでの波長領域で感度が高く、ピークQEは95%、650nmでは50%以上です。大きな長方形のピクセルと0.7 μV/e-の変換ゲインにより、3 Me-を超えるフルウェル容量と9.43 kHzのラインレートで最大64.7 dBのS/N比となります。高度なピクセル設計により、2.5μsecの電荷転送時間を実現し、遅延時間を最小限に抑えることができます。90mWの低消費電力により、センサーの発熱が少なく、信頼性の高い測定精度で連続動作が可能です。GLR1205BSI-Sは、7.39mm x 1.15mmの寸法で、コンパクトで低コストの17ピンCSPパッケージに実装されています。
Fig. 2 変位センサーにより、レーザー三角測量の原理を使って対象物までの距離を測定
「Gpixel は、レーザーベースのラインプロファイラー用としてGSENSE2011、GMAX2509、GSPRINT4502、GSPRINT4510 などの高速エリアセンサーを提供しています。レーザー照射による三角測距デバイスを加えることにより、費用対効果が高いポイント位置測距ソリューションを提供できることを嬉しく思います」と、Gpixelの最高商務責任者であるWim Wuytsは述べています。
Fig. 3 GLR1205BSI-Sは、ピーク量子効率95%を達成するために裏面照明技術を使用
詳細については、info@gpixel.com から Gpixel にお問い合わせいただくか、www.gpixel.com をご覧ください。
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