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Gpixel社 CMOSイメージセンサー GSENSE6510BSI を発表

2024.07.15

リリース

兼松フューチャーテックソリューションズ(KFT)が日本の販売代理店であるGpixelは、2024年5月23日に顕微鏡などのハイスループットな科学イメージングアプリケーション向けGSENSE6510BSI裏面照射(BSI)型CMOSイメージセンサーを発表しました。

GSENSE6510BSIは、業界標準の6.5μm角のピクセルとイメージサイズが対角29.4mmの大型サイズで3200 x 3200(10.2 MP)解像度のイメージセンサーです。対角19 mmの sCMOSデバイスと比較して、顕微鏡アプリケーションのスループットが向上しています。ピークQE(量子効率)は95%、読出しノイズは0.7e-で、超低照度下のアプリケーションでも優れたS/N比が得られます。このセンサーには、5つの出力モードがあります。12ビット・モードでは、88fps時に読出しノイズが1.3e-で62.3dBのダイナミックレンジとなります。11ビットHDRモードでは、センサーはデュアルゲイン読み出しを使用して、ほぼ同速の83fpsで読出しノイズ1.8e-、78.8dBのダイナミックレンジとなります。さらに、このセンサーには8ビットで500fps、11ビットで166fps、で動作する2つの高速モードがあります。12ビットの低ノイズ・モードでは、読出しノイズが0.7e-に達します。

Fig. 1  GSENSE6510BSI quantum efficiency peaks at 610 nm at over 95%. At 800 nn, the QE is over 67%.

「GSENSE6510BSIをより大きなFOV顕微鏡に応用すると、広い視野と高いフレームレートの組み合わせにより、フレームあたりより多くのデータを取得し、最大69.12Gbpsで出力することが可能で、スループットを最大化できます」と、Gpixelの最高商務責任者であるWim Wuytsは述べています。このGSENSE6510BSIは、1月に発表した小画素GSENSE3243BSIセンサーを完璧に補完するものであり、バイオサイエンス市場に幅広いソリューションを提供することができます。

Fig. 2  The GSENSE6510BSI image sensor is offered with removable coverglass to allow for a range of operating temperatures including cooling. 

GSENSE6510BSIは、グローバルリセット機能を備えたモノクロのローリングシャッターCMOSイメージセンサーです。アナログとデジタルの温度センサーがオンチップ化され、SPI制御、および長時間露光用の低暗電流モードをサポートしています。画像データは最大72のLVDSチャネルを介して読み出され、垂直ウィンドウ切り出しモードによって低解像度でありながらフレームレートの高速化が可能です。チャネル多重化により出力チャネルの数を 24 または 12 に減らすことができるため、ハードウェア設計を簡素化できます。このセンサーは、取り外し可能なシールガラス付きの284ピンLGAセラミックパッケージです。

サンプルやデモシステムに関するお問い合わせは、当社のホームページに掲載しているお問い合わせフォームからお願いします。

また、詳細については、info@gpixel.com から Gpixel にお問い合わせいただくか、www.gpixel.com をご覧ください。

GSENSEセンサーファミリについて

GSENSEシリーズは、超高性能ローリングシャッターで科学用CMOSイメージセンサーのファミリーです。この製品ラインは、95%を超える量子効率、1e-未満の読出しノイズ、最大110dBのダイナミックレンジ、76Gbpsを超えるデータレートなど、さまざまな仕様が要求される幅広いアプリケーションに対応します。 主な用途には、分光法、蛍光イメージング、天文学、高エネルギー物理学、UVイメージング、医用画像、ハイエンド監視などがあります。

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