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Gpixel社のGCINE4349「2024 Innovators Awards」を受賞

2024.07.15

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兼松フューチャーテックソリューションズ (KFT)が日本の代理店を務めるGpixelは、2024年5月7日、露光積層技術を採用したGCINE4349ハイダイナミックレンジイメージセンサーが、「2024 VSD Innovators Awards」で最優秀賞を受賞したことを発表しました。また、エンジニアリングコミュニティによる投票により、Gpixelはイメージセンサー部門で銀賞を受賞しました。

Figure 1. GCINE4349 image sensor

このGCINE4349は、映画品質のビデオ録画に必要な解像度、ダイナミックレンジ、フレームレートを実現する高度な技術を組み込んだイメージセンサーファミリーの最初の製品です。GCINE製品群は、高いQE(量子効率)と角度応答を実現する裏面照射(BSI)型イメージセンサーです。最大110dBのHDRモードでは8Kの解像度で最大120fpsのフレームレートが可能な露出加算を備えたウェーハ積層技術が特徴です。GCINE4349は、BSI構造でウェーハ2枚を積層しています。最上層は、4.3μm画素49MpixのBSIピクセルアレイで構成され、最下部のデジタルCMOS層は、それぞれ16ビットADCブロックとSRAMメモリブロックを含むコアセルのアレイで構成されています。シームレスな露光で最大4つの連続するサブフレームを合算して保存し、フルウェルキャパシティ120k e-までピクセル内に蓄積することが可能です。

フルフレームのGCINE4349の製品化に続き、同様のパフォーマンスと機能を備えたAPSサイズのGCINE3243を加えファミリーを拡張しました。

Figure 2. 2-layer wafer level stacked BSI CMOS Image Sensor architecture of GCINE4349.

2024 VSD Innovators Awardsは、エンジニアリング業界におけるマシンビジョンの優れたイノベーションを称えるものです。毎年、クリエイティブでインパクトのあるデザインを通じてテクノロジーの進歩に貢献した企業、デザイナー、イノベーターを紹介し、表彰しています。2024 VSD Innovators Award では、Vision Systems Design の編集スタッフによって選ばれた有資格の審査委員会によって受賞者が選ばれます。プラチナ、ゴールド、シルバーの受賞者は毎年秋に発表されます。

GSENSEシリーズは、超高性能ローリングシャッターで科学用CMOSイメージセンサーのファミリーです。この製品ラインは、95%を超える量子効率、1e-未満の読出しノイズ、最大110dBのダイナミックレンジ、76Gbpsを超えるデータレートなど、さまざまな仕様が要求される幅広いアプリケーションに対応します。 主な用途には、分光法、蛍光イメージング、天文学、高エネルギー物理学、UVイメージング、医用画像、ハイエンド監視などがあります。

GCINEファミリーについて

GCINEファミリーは、映画撮影、ドローン、プロダクションイメージング、その他のビデオアプリケーション向けの真に革新的なGpixelの主力製品です。裏面照射とウェーハ積層の構造で高感度と卓越したダイナミックレンジを実現します。

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