兼松フューチャーテックソリューションズ株式会社が販売を手掛けるGpixel社は、2022年11月10日に好評のCマウントGMAXシリーズで、新たに産業用途に適した1/1.7インチのグローバルシャッタイメージセンサの新製品GMAX4002を発表しました。
GMAX4002は、4µmの電荷ドメイン型グローバルシャッタ画素を中心に設計され、2048(H) x 1200(V)(2.4M画素)の解像度をもたらします。10ビットの出力で、8レーンのsub-LVDSを通して229fps、4レーンのMIPIを通して166fpsで動作します。これらの出力は、USB3や5-GigEのカメラインターフェースに対応します。GMAX4002は、産業用バーコード読み取り、位置検出、顔認識検査やANPR(自動車番認識)等のマシンビジョンアプリケーションに最適です。
GMAX4002の4µm画素は、1.2万電子のフルウェル容量、3電子以下の読出しノイズを達成し、12ビットモードで最大68.5dBのダイナミックレンジを実現しています。進化した画素設計と製造技術は550 nmの光に対してピーク量子効率は72%に達し、GpixelのRed Fox NIR高感度化技術を用いて850 nmの近赤外光では37%を超える量子効率を達成しています。同時に-92dBの寄生光感度と、優れた光入射角応答性を実現しています。GMAX4002のオンチップ2×2電荷ドメイン型ビニングモードを使用することで、感度とフレームレートを高めることができます。
Gpixel社CCOのWim Wuytsは以下のように述べています。
「GMAX4002を発売することで、私たちは、GMAXシリーズの性能を、コストに敏感なお客様の大量生産アプリケーションに提供します。センサの占有スペースが小さく、出力オプションにMIPIを採用したことにより、GMAX4002はこれまで以上に使いやすいGMAXセンサとなりました。」
外形寸法16.6 mm x 12.9 mmの74ピンCLCCパッケージで、ベイヤーカラーとモノクロの両バージョンが用意される予定です。
GMAX4002のエンジニアリングサンプル(ES)と評価キットは、2023年初から供給と受注の開始を予定しています。より詳しい情報については、当社ホームページのお問い合わせフォーマットからお問合せをお願いします。また、併せてGpixel社製品紹介ページもご参照ください。
GMAXセンサファミリーについて
GMAXシリーズは、Gpixelのグローバルシャッタ製品シリーズで、高速産業用カメラインターフェースを最大限に活用し、工場検査や自動化、交通監視、航空地図などの計測イメージングアプリケーションに必要な性能と機能を提供すべく設計されています。GMAXポートフォリオでは、Gpixelは2.5µmから4.6µmの範囲のグローバルシャッタのピクセルサイズと240万画素から15,200万画素までの解像度を提供しています。2.5µmピクセルを使用する4つのCマウント互換センサは、ピンおよび配置互換で、簡単に組み込むことができます。
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