兼松フューチャーテックソリューションズ株式会社が販売を手掛けるGpixel社は、2023年4月28日に費用対効果の高い3.5um画素16K解像度ラインスキャンCMOSイメージセンサ、GL3516を発表しました。このセンサは、対角57.3mmの画像を120kHzのラインレートでスキャンできます。
GL3516は、Gpixel社既存の8KラインスキャンセンサーGL7008とピン配列およびフットプリントの互換性を持ちます。本製品の機能は、リチウム電池テスト、フラットパネル検査、PCB検査、ラベル検査、鉄道線路検査など、高速スキャンと16Kの解像度が必要な産業検査用途に最適です。
GL3516は3.5μmの正方形画素を採用し、ピーク量子効率が57.1%、フルウェル容量は5.6Ke、読み取りノイズは8.2e-を実現、ダイナミックレンジは56.6dBです。光学黒画素出力を使用し外部処理で画像補正が可能、直線性、不均一性、温度ドリフトを改善できます。センサの10ビットピクセルデータは、シングルラインモードで120kHz、デュアルラインモードでは60kHzで動作し、25、13、7、または4つのsub-LVDSチャネルから出力されます。
出力モードは、カラーとモノクロ両方が可能、カラーバランスや他の調整のため、オンチップで信号出力の選択および露光時間調整をサポートします。
GL3516の消費電力は、最大のフレームレートで1.9W以下です。高速スキャン中の最適な放熱のため、銅タングステンヒートシンクを備えた放熱チップオンボード(COB)パッケージを使用しています。
GL3516のエンジニアリングサンプルと評価キットの注文を受け付けています。より詳しい情報については、当社ホームページのお問い合わせフォーマットからお問合せをお願いします。また、併せてGpixel社製品紹介ページもご参照ください。
GLセンサファミリーについて
Gpixelのラインスキャン製品ファミリは、モノクロとカラー両方で構成され、解像度は2Kから16Kに対応、並外れたラインレートと感度を備えています。
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