Newsニュースリリース

Gpixel社 コスト効率が高く、極度の暗視イメージングに適した裏面照射型sCMOS製品ファミリーGLUXを新たに発表

2021.04.07

リリース

2021年3月12日、中国 長春-Gpixelは、極暗視イメージングに適した製品GLUX9701BSIを発表しましした。GLUX9701BSIは、解像度1.3MP(1280 X1024)で9.76um x 9,7umの大きな画素からなる、1インチ光学サイズの高感度BSI型sCMOSイメージセンサです。 このセンサは、監視と科学の両用途のための微弱光イメージングをターゲットにした新たなファミリーの最初の製品です。低ノイズ性能を高めた技術を、業界最高クラスのBSI量子効率と結合させることで、月光下のビデオや低光量の科学的映像を高フレームレートで捉えることを可能にします。

GLUX9701BSIは、デュアルゲインHDRモードをサポートします。このモードでは、1.5 e– RMSの読み出しノイズと50ke–の最大蓄積電子数とから、90 dBのダイナミックレンジを達成しています。 低ノイズに特化した動作モードは、0.8 e–の読み出しノイズと僅か180 mWの消費電力により、さらにイメージング性能を最適化します。特化した回路とプロセス技術は、従来のsCMOSモデルを遥にこえて、GLUXのノイズ均一性を進化させています。ノイズ分布が、ガウスノイズ分布の振る舞いに近いことを下図から見て取れます。

このセンサは、2つのタイプのデータ出力を提供します:4チャネルsub-LVDSとMIPI (CSI-2, D-PHY)です。30 fpsのHDRでのデフォルトフレームレートは、どちらのチャネルの選択でも可能ですし、120 fpsまで高めることに特化した駆動モードも追従して達成できます。マスターモード、スレイブモードやスタンバイモードを含む、種々駆動が可能です。

GLUX9701BSIは、外形寸法22 mm x 22 mmのコンパクトな84-ピンCLCCパッケージに組み立てられています。標準オプションとして、取り外しできるガラスリッドとシーリングされたガラスリッドのどちらか一方を指定できます。

下の図は、GLUX9701BSI(左)とGSENSE2020BSI(右)の暗視映像を比較して示します。共に25 fpsで、照度0.01 lux未満(測定器の下限以下)における映像です。

最初のエンジニアリングサンプルと評価ボードは、2021年4月上旬に提供可能です。

GLUXセンサファミリーに関して

GLUXファミリーは、極暗視イメージングに対して、1電子以下のノイズ性能を高フレームレート撮影に生かした、新しいGpixel BSI sCMOSセンサのシリーズです。それは、科学応用と監視応用の両方のニーズに応えるものです。

GLUXセンサファミリーに関して

Gpixelは、産業、医療、科学アプリケーション向けに、ハイエンドのカスタマイズされた市販のCMOSイメージセンサーソリューションを提供することに特化しています。Gpixelの標準製品として、GMAXおよびGSPRINTの高フレームレートグローバルシャッターシリーズ、GSENSE及びGLUXのハイエンド科学用CMOSイメージセンサシリーズ、さらにラインスキャンCMOSイメージセンサのGLシリーズ及びGLTのTDIイメージャーシリーズがあります。Gpixelは、市場の増え続ける要求に対応するために、最新の技術を活用した幅広い製品ポートフォリオを提供しています。

本件に関する
お問い合わせはこちら

お問い合わせ

PAGE TOP