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Gpixel社とタワーセミコンダクター社 3D イメージング応用向けの最先端iToF センサを発表

2021.06.02

リリース

斬新で先進的なGTOF0503は、急速に拡大し40億ドル規模の市場となった、対象物深度検出と、距離計測応用分野を狙った新たなGTOF 3Dセンサ ファミリーの最初の製品です。

2021年 5月 3日付 当社が販売を手掛ける中国長春 & イスラエルMIGDAL HAEMEK-Gpixel社と 高価値アナログ半導体ソリューションを提供するリーディングファンドリーである タワーセミコンダクター社(以下タワー社)は、3Dイメージング向けに革新的な間接タイムオブフライト(iToF)センサ GTOF0503を発表しました。

このセンサは、タワー社の魚津工場(日本)が持つ先進的65nmプロセスの画素レベル積層型裏面照射CMOSイメージセンサ技術を使用しています。

先進的GTOF0503センサは、640x480画素の解像度・画素配列でiToFの最新技術である5um 3タップを特徴としており、視覚誘導ロボット技術、選別、自動誘導輸送、自動車及び工場自動化など、幅広く急成長している高速深度検出や距離計測用途において大変優れた性能を発揮します。 Yole Development社によると、このマーケットは現在40億ドル規模と推定され、2025年までには80億ドル規模に成長すると期待されています。

Gpixel社 CCOのWim Wuytsは、「我々は、3Dマーケットに参入すべく、新しいiToFセンサの投入を発表できることに誇りを持ってます。 本センサはタワー社との共同開発により実現しました。タワー社のiToFイメージセンサ技術開発における幅広い専門知識が、最先端の製品設計に必要な非常に優れたプラットフォームを提供してくれました。」 と述べています。「この協業は、急成長する幅広い分野に適応できるユニークなセンサ製品を生み出し、将来に向けて期待できる開発ロードマップを打ち出すことができました。」

GTOF0503センサのユニークな特徴は、短中長距離にわたる工業先導型の深さ精度と共に、小型である事と、コスト効率が高いフットプリントのコンビネーションにあります。 これは、パルス変調型iToF技術を使用することによって周辺光が厳しい状態にあっても、優れた深度センシングを可能にします。 80%以上の復調コントラストが、60深度フレーム/秒のシングル変調周波数(SMF)、30深度フレーム/秒のデュアル変調周波数(DMF)の何れのモードにおいても、変調周波数を165MHz以上にすることができます。

タワー社のシニアVP兼センサ・ディスプレー部門のGMであるDr. Strumは、次の様に述べています。 「タワー社は、この並外れたプロジェクトにおいて重要な役割を担い、Gpixel社のセンサ開発分野の熟練者達の有能なチームと協業し、この新しい最先端iToFセンサを市場に投入することに、興奮を禁じえません。」 「Gpixel社は、貴重で長期にわたるパートナーです。 そして私達は、このパートナーシップが、魅力的なソリューションを今後も市場にもたらし続けることを確信しています。」

光源制御、2×2と4×4のデジタルビニング、水平/垂直画像反転、フレームレートを高めるための複数のROI(Region Of Interest)読出し、幾つかのサポートされた捕捉モード、シングルとデュアル周波数両方の変調による深度計測、低電力スタンバイモード及び業界標準のMIPI CCI-2高速インターフェースなどの進化した特徴は、多目的な使用とフレキシブルな操作を可能にします。 それは、コスト効率が高い総合的ソリューションをもたらし、この製品を種々の3Dイメージング応用のための究極の選択肢とするでしょう。


GTOF0503は、ベアダイ(チップ)及び9x9mmのセラミックパッケージ品、共に供給可能です。試供品(ベアダイ)と評価キットも同様に提供可能です。 さらなる情報に関しては、以下の製品ページをご参照ください。https://www.gpixel.com/products/area-scan-en/gtof0503/

GTOFセンサファミリーに関して

GTOFファミリーは、画素レベル積層BSI技術を用い、高精度の深度及び距離計測への応用を目的とした、新しいGpixelのiToFイメージセンサ製品群です。

左から、オリジナル被写体、IR深度マップ、IR深度マップから生成された3Dポイント集合体イメージ

GTOF0503のベアダイ

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