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Gpixel社 インテリジェント交通管理システム向けに近赤外線(NIR)を高めた9M画素1.1インチイメージセンサ GMAX3809を発表

2022.02.17

リリース

当社が販売を手掛けるGpixel社は、2021年12月25日、新たにGMAX3809を発表しました。本センサは、従来の工業検査用途が主体のGMAXシリーズをITS用途にまで拡充した製品です。業界最先端の専門家と協力し、従来のGMAX製品アーキテクチャを元に製品特性をITS用途に最適化しました。GMAX3809は、高いNIR (近赤外光)感度、3.8um画素サイズ、LEDフリッカの軽減、複数領域でのHDRモード等が主な特徴で、上記の様なITS用途に最適化された特徴を持つGMAXシリーズ最初の製品です。

GMAX3809シリーズの特長

■1.1インチ光学フォーマットで4096(H) x 2160(V) (9 M画素)の解像度、低ノイズ電荷ドメイン型グローバルシャッタ画素を有し、12ビットでフレームレート65 fpsで動作します。GMAX3809の3.8um pixelは、11.5K電子の最大電荷蓄積容量と3.6電子のノイズを達成し、70dB以上の線形ダイナミックレンジを実現。従来のGMAX製品同様に、先進の画素技術は、65%のピークQE、-92dBの寄生光感度および卓越した光入射角応答(> 15° @ 80% 応答)。

■高いNIR感度を実現するGpixel社独自のRed Fox technologyを標準搭載することで、NIR感度とMTF性能を両立させ、究極の性能バランスを実現。QEは850 nm光で30%、940 nm光で14%以上。

■8対のsub-LVDSチャネルでフレームレートは65fps。各チャネルが960 Mbpsで作動するため、実効的データレートは最大で7.68 Gbps。オンチップカラーオフセットキャリブレーション、チャネルマルチプレックス、複数領域でのHDRモードやLEDフリッカ軽減などのオンチップ機能は、SPIもしくはI2C(マスタ-/スレーブ連動時)のインターフェイスを通じてプログラムで制御が可能。

■外形寸法27.1 mm x 17.9 mmで163ピンのセラミックLGAパッケージ。センサは両面ARコーティングされたカバーガラスリッドで封止。

GMAX3809のエンジニアリングサンプルのオーダーは、本日より可能です。納期を含め製品情報等に関しては、以下のお問い合わせ先にご連絡ください。

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GMAXセンサシリーズに関して

GMAXシリーズは、Gpixelのグローバルシャッタ製品シリーズです。このシリーズは26MPで1.1インチフォーマットのGMAX0505、より低解像度でピンコンパチブルな姉妹製品である、GMAX2505、GMSX2509, GMAX2518をラインナップしています。さらにAPS-Hフォーマットの65MP GMAX3265 センサ、フルフレーム 51 MPの GMAX4651 センサ、中判サイズの103MP GMAX32103、そして152MPの GMAX32152を含みます。

Red Fox 技術に関して

GpixelのRed Fox技術は、既存製品への搭載も可能です。本技術は、MTFや暗電流への悪影響を最小限に留めて、近赤外光感度を大幅に高めます。本技術は、GMAX3809では標準技術になりますが、GMAXとGSPRINTの両製品シリーズに搭載可能です。GMAX0505とGMAX2509では既にRED FOX版搭載品種を購入可能となっております。

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