当社が販売を手掛けるGpixel社は、2022年8月17日に高速イメージングをさらに進化させることが可能な高速グローバルシャッタイメージセンサの新製品GSPRINT4502を発表しました。
GSPRINT4502は、250万画素（2048 x 1216）、 2/3インチ（φ10.7mm）で、最新の4.5 µm 電荷ドメイン型グローバルシャッタ画素とともに設計されたハイスピードイメージセンサです。本製品は、3万電子以上の蓄電容量と4電子(rms) 未満の読出しノイズを達成し、マルチスロープHDR機能でさらに拡張できる68dBのダイナミックレンジを実現しています。ライトパイプとマイクロレンズ技術を含めた先進的65nm CISプロセスを使用して、センサは65%を超える量子効率と-92dB未満の寄生光感度を達成しています。
GSPRINT4502は、フル解像度において、8ビットモードで3,460fps、10ビットモードで1,780fps、12ビットモードで850fpsという極めて高いフレームレートを実現することが可能です。2X2のオンチップ電荷ビニングを行うことで、フルウェル容量を更に12万電子に増加させ、フレームレートを10,200 fpsまで向上させることができます。GSPRINT4502は、より高いフレームレートで、垂直および水平領域のROI（必要な領域の切り出し）をサポートしています。GSPRINT4502は、3Dレーザ形状検出、工業検査、高速ビデオや動作分析を含む高速アプリケーションに最適です。
GSPRINT4502からのデータ出力は、各々1.2Gbpsで作動する64対のsub-LVDSチャンネルを通して出力されます。フレキシブルな出力チャネルマルチプレクスモードは、すべての有効なカメラインターフェイスに対しセンサが互換性を持つように、フレームおよびデータレートを減少させることができます。GSPRINT4502は、255ピンのμPGAセラミックスパッケージで、ガラスリッド封止型・取り外し型をともに提供します。
Gpixel社COOのWim Wuytsは以下のように述べています。
「高速イメージセンサのGSPRINTシリーズに対する市場からの反応は、より高いフレームレートを必要とするアプリケーションが増えていることの証しとなっています。私たちは、これらの高フレームレートをより多くのアプリケーションに展開できるように、ポートフォリオの拡充を続けていきます。」
GSPRINT4502のエンジニアリングサンプル（ES）は、2022年10月より供給予定で、受注を開始します。より詳しい情報については、当社ホームページのお問い合わせフォーマットからお問合せをお願いします。また、併せてGpixel社製品紹介ページもご参照ください。
GSPRINTセンサファミリーに関して
GSPRINTシリーズは、Gpixelの高速グローバルシャッタ製品シリーズで、解像度2,100万画素対応のGSPRINT4521 と 解像度1,000万画素対応のGSPRINT4510 そして、解像度250万画素対応のGSPRINT4502がリリースされています。今後もGSPRINTの技術を活用して、同シリーズでサイズや解像度（画素数）の異なる新製品を拡張していく予定です。
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