Newsニュースリリース

Gpixel社 MIPI出力ができ 近赤外感度を持つ5M/12Mグローバルシャッターイメージセンサーを発表

2023.12.11

リリース

兼松フューチャーテックソリューションズ(KFT)が国内販売代理店を務めるGpixel社は、2023年10月18日にGMAX3405およびGMAX3412 CMOSイメージセンサーを発表しました。

本製品は高性能3.4μmチャージドメイングローバルシャッターピクセルをベースにした既存の製品群と互換性があるため、CマウントのGMAX製品群がより豊かになりました。信号出力には、LVDSとMIPIチャネルを備えておりコストを重視したマシンビジョン、産業用バーコード読み取り、物流、および交通などのアプリケーションに容易に応用できます。

GMAX3405

アクティブピクセル:2448(H)x 2048(V)

光学サイズ:5/3インチ

解像度:5MP

最大フレームレート

164 fps @LVDS @ 10 bit

100 fps @LVDS @ 12 bit

73 fps @ MIPI @ 12 bit

GMAX3412

アクティブピクセル:4096(H)x 3072(V)

光学サイズ:1.1インチ

解像度:12MP

最大フレームレート

128 fps @LVDS @ 10 bit

60 fps @LVDS @ 12 bit

30 fps @ MIPI @ 12 bit

GMAX3405、GMAX3412ともに、LVDS、MIPI双方の読み出しに多様な多重伝送オプションが用意されており、レーン数の削減に貢献します。

3.4 μmのチャージドメイングローバルシャッターピクセルは、デフォルトの1 x 1 PGAゲインでは10 ke-のフルウェル容量、3.6 e-のノイズです。最大ゲイン設定(x16)の場合は1.5 e-まで低減でき、最大68.8 dBのリニアダイナミックレンジを実現。高度なピクセル設計とRed Foxテクノロジーの組み合わせにより、75%@波長540nmの入射光ピークQEは75%、850nmのNIR領域QEは33%を実現します。寄生光感度は-88dB、角度応答特性において80%の感度となる光入射角度は15度以上です。上記すべてにおいて、露光時間1μsecまでの超短露光によるマルチスロープHDモードも採用しています。

Gpixel社のCCOであるWim Wuyts氏のコメントは以下のとおりです。

「GMAXファミリーは、もともと世界初の2.5μmグローバルシャッターピクセルとしてよく知られていました。製品ファミリーが増えていく中で、2.5μmピクセルで培われた高度な技術を活かして、大きなピクセルでより高感度化し、主流のイメージフォーマットにおいて製品化しました。MIPIインターフェースと互換性があり、優れたNIR感度特性をもつこの2つの新しいモデルは、GMAX製品ファミリーにさらなる柔軟性と高い費用対効果をもたらします」

GMAX3405とGMAX3412はどちらも176ピンのセラミックLGAパッケージに収められておりピン互換です。

LGAパッドパターンは、信頼性の高いはんだ接続用に最適化されており、センサーのカバーガラスには両面ARコーティンが施されています。

外形寸法

5MPセンサー:17.60mm x 15.80mm

12MPセンサー:22.93mm x 19.39mm

GMAX3405とGMAX3412のエンジニアリングサンプルについて、カラー・モノクロともにご注文を受け付けています。Gpixelの産業用画像向け製品のロードマップの詳細については、当社ホームページのお問い合わせフォーマットからお問合せをお願いします。

GMAXセンサファミリーについて

GMAXシリーズは、Gpixelの増え続けるグローバルシャッター製品ファミリーであり、2.4MPから152MPまでの解像度と2.5umから4.6umのピクセルサイズを備えた13種類のユニークな製品を取り揃えています。GMAX製品の一覧については、www.gpixel.com をご覧ください。

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