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Gpixel社 GL7004を搭載した新しいマルチラインスキャンセンサーを発表

2024.07.15

リリース

兼松フューチャーテックソリューションズ(KFT)が日本の販売代理店であるGpixelは、2024年5月28日にGL7004を搭載した新しいマルチラインスキャンセンサーを発表しました。GL7004は製造工程の検査や選別に最適なマルチライン4K 7μmラインスキャンセンサーであり、GLラインスキャンポートフォリオを拡張します。このセンサーは、4096画素 x 2ライン/4ラインの解像度を持ち、7 μmピクセル、250 kHz高速CMOSセンサーを特長としています。また、 マルチカラー4列R+G+B+Monoと4列モノラルオプションの2つのバリエーションがあり、各列の露光時間帯はシングルラインモードで最大250kHz、4ラインモードで最大76.9kHzです。

Fig. 1  GSENSE6510BSI quantum efficiency peaks at 610 nm at over 95%. At 800 nn, the QE is over 67%.

このセンサーの高いラインレートは、ソーラーパネル、印刷、鉄道監視などのさまざまな検査や、製品選別やハイスループットが求められるあらゆる産業検査用途に最適です。7 μmのグローバルシャッターピクセルは、標準動作で61.5dBのダイナミックレンジを提供し、最大10.5 ke-のフルウェル容量と、4.3e-まで読み出し、ノイズを低減できる高ゲイン設定も可能です。ピーク量子効率は77%@580nmで、NIR感度プロセスを最適化することにより35%@850nmにまで達します。

Figure 2. 2-layer wafer level stacked BSI CMOS Image Sensor architecture of GCINE4349.

センサーのデータは、1レーンあたり1.2GbpsのsLVDS12レーンを介して読み出されます。  このセンサーは、38 x 7.4mm、72ピンCLCCパッケージであり、消費電力は1000mW未満です。 「GL7004は、高速、豊富な色、高い量子効率、低消費電力をコスト面でも効率的に組み合わせることにより、多くの検査システム向けに汎用性の高い選択肢となります。広く互換性のある7μmピクセルと4K解像度の組み合わせは、高感度ピクセルの効果を最大限に活用できます。8Kラインスキャンカメラは装置サイズが大型になり費用もかかりますが、8K解像度まで必要としない多くのラインスキャンカメラには、GL7004が最適です。これにより、既存の7umラインスキャンセンサーファミリーが充実します。」と、Gpixelの最高商務責任者であるWim Wuytsは述べています。

詳細については、info@gpixel.com から Gpixel にお問い合わせいただくか、www.gpixel.com をご覧ください。

GL7004に関するお問い合わせ(デモシステムを含む)は、当社のホームページに掲載しているお問い合わせフォームからお願いします。

 GLセンサーファミリーについて

GpixelのGLセンサーファミリーは、2kから16kまでの幅広い水平解像度で構成され、ラインレートは最大250kHzです。これらのセンサーは、3.5 μm、5 μm、7 μm、14 μmのピクセルサイズを特長としており、多様なラインスキャンアプリケーションに適した包括的な選択肢を提供します。

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