兼松フューチャーテックソリューションズ(KFT) が日本の販売代理店を務めるGpixel社は、2025年1月23日にGLR長方形ピクセルリニアセンサー製品であるGLR1402BSI-Mを発表しました。
この製品は、手軽な分光器、光干渉断層計(OCT)、画像エンコーダー、その他の画像読み取りアプリケーションを対象としています。GLR1402BSI-Mは1行に2048ピクセル、ピクセルサイズは14μm x 350μmで、フルウェル容量が180ke-という驚異的な容量を実現しています。GLR1402BSI-Mは、わずか1.4e-のノイズと最大ラインレート28kHzを誇ります。

Fig. 1 GLR1402BSI-M is housed in a 38 x 7.4 mm, 72 pin CLCC ceramic package with quartz cover glass, optimizing UV response.
データについて、14ビット/ピクセルで読み出す場合は80dBのダイナミックレンジとなり、2つの12ビットピクセル読み取り(高ゲインと低ゲイン)信号を組み合わせた場合は、最大ダイナミックレンジ94dBとなります。GLR1402BSI-MはsLVDSとCMOS並列読み出しの両方のデータ出力をサポートしており、使い方によって12ビット/14ビットで異なるデータチャンネルを切り替えることができます。

Fig. 2 GLR1402 achieves a maximum 85% QE at 420 nm with impressive UV response.
センサー内部の駆動タイミング生成、チャンネルの多重化、オンチップのアナログ温度センサーなどの機能により、カメラシステムを構築することが容易になります。
「GLR1402BSI-Mは、UVからNIRまでの広い帯域で高いQE特性の長方形ピクセルラインスキャンセンサーで2kライン長の製品を構成するポートフォリオに加えました。」と、GpixelのCCOであるWim Wuyts氏は述べています。
GLR1402BSI-Mは、コンパクトでコスト効率の高いSMDパッケージに収められており、ラインレート、ノイズ、ダイナミックレンジのパフォーマンスで業界をリードしています。分光アプリケーションで高いSNレベルを求めるお客様には非常に魅力的な製品です。

Fig. 3 GLR1402BSI-M performance vs known competition.
GLR1402BSI-M のエンジニアリングサンプルと評価用ハードウェアにつき、現在ご提供が可能です。
GLR1402BSI-Mの詳細については、 info@gpixel.com にお問い合わせください。
サンプルや評価システムに関するお問い合わせは、当社のホームページに掲載しているお問い合わせフォームからお願いします。

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