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Gpixel社、産業・科学研究向け2億7100万画素 裏面照射型CMOSイメージセンサー「GMAX15271BSI」を発表

2025.09.16

リリース

兼松フューチャーテックソリューションズ(KFT)が日本国内販売代理店を務めるGpixel社は、産業用および科学研究用途においてイメージングシステムの限界を超えた、CMOSイメージセンサー「GMAX15271BSI」を発表しました。

GMAX15271BSIは、超高解像度イメージング用に設計された最先端のローリングシャッターCMOSイメージセンサーです。イメージサイズは対角35.9 mmとコンパクトな画像フォーマット、解像度は19,376(H) × 14,000(V)ピクセルです。ピクセルサイズ1.5 μm角でありながら、高度な裏面照射型(BSI)ピクセル技術を活用し、高い光感度と広い開口率で優れた画質を実現。

デュアルADCモードを搭載し、14ビットモードでは厳しい照明条件でも高精度な画像を得られ、12ビットモードでは高速フレームレートで動作し、高スループットが要求されるアプリケーションにも対応します。また、ビニングモード(垂直:電荷加算 / 水平:デジタル加算)も搭載しています。

モードリードアウトノイズ[e-]ダイナミックレンジ[dB]フレームレート[fps]
14ビット0.7573.94.8
12ビット8.5
14ビット ビニング2.3478.39.6
12ビット ビニング3.6273.017

Figure 1. The GMAX15271BSI is a 271 MP BSI image sensor with 35.9 mm diagonal.

本センサーは、Sub-LVDSインターフェース採用により安定した高速データ伝送、解像度と性能のバランスがよい画像出力が可能です。ビニングモードを用いれば感度の向上とデータ負荷の軽減、グローバル・リセットによる正確な同期、さらにはオンチップ機能による低消費電力動作など、多様なニーズに対応できます。カラーおよびモノクロのバリエーション、161ピンのセラミックμPGAパッケージ(41.75mm × 35.75mm)は、高い信頼性と効率的な放熱性で、厳しい環境でも安定して動作します。

Figure 2. Mobile OLED screen, captured by the GMAX15271BSI evaluation system.

ハイエンドの産業および科学研究用途向けに設計された本センサーは、フラットパネルディスプレイ検査、半導体およびPCB欠陥検出、精密製造品質管理、ドキュメントスキャン、文化的遺産のデジタルデータ化、航空マッピング、病理学、ゲノミクスなど、非常に高精細でダイナミックレンジが必要な分野で優れた性能を発揮します。

超高解像度を実現する最先端BSIピクセル技術と高度で多様なパワーマネジメントが融合した「GMAX15271BSI」は、マシンビジョンシステムや科学機器の速度・精度・信頼性において新たな基準を打ち立てます。

Figure 3. Application of GMAX15271BSI

GMAX15271BSIのサンプルおよび評価システムは現在ご提供可能です。

製品詳細については、 info@gpixel.com にお問い合わせください。

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