Newsニュースリリース

Melexis社、磁気エンコーダ新製品「MLX90382」を発表、e-Chassis制御に革新

2025.12.17

リリース

兼松フューチャーテックソリューションズ株式会社(KFT)が販売を手掛けるMelexis社は、自動車e-Chassis向け高精度磁気エンコーダMLX90382を発表しました。

本製品は、電動車両のシャーシ制御に求められる高精度位置検出を実現し、次世代モビリティの安全性と効率性を支えます。

■ 開発の背景

電動化と自動運転の進展により、シャーシ制御の高精度化が市場で強く求められています。従来の機械式センサーでは対応困難な環境下でも安定した性能を提供するため、磁気式エンコーダの需要が急増しています。

■ 特長

  • 16ビット分解能で高精度角度検出(±0.02°精度)
  •  最大200,000 e-rpmの高速応答でX-by-wireアーキテクチャに対応
  •  最大4 kA/mの360°SFI耐性で外乱磁場・静電誘導に強い設計
  • 動作温度範囲:-40℃~150℃、過酷な車載環境に対応
  •  ISO 26262 ASIL-C準拠の安全設計
  • ノイズ耐性20%向上(従来品比)、冗長構成対応で安全性強化

インターフェースと互換性

ABI、UVM、PWM、SPI、SSIに対応し、既存車載ネットワークとの高い互換性を確保

■ 主な用途

  •  電動車両のe-Chassis制御
  • ステアリング角度検出
  • ブレーキシステム位置制御
  • サスペンションアクチュエータ
  •  車載モータ制御

■ 仕様

項目内容
品番MLX90382
センサータイプ磁気式ポジションセンサー
分解能16ビット
動作電圧3.3V, 5V
通信インターフェースABI、UVM、PWM、SPI、SSI
動作温度範囲-40℃ ~ 150℃
パッケージQFN-24, TSSOP-16 / TSSOP-16_EP

■ Melexis社コメント

「自動車メーカーは、X-by-wireアーキテクチャを実現し、安全性と可用性の高まる要求に応えるため、完全デジタルフィードバックシステムへ急速に移行しています。拡大し続けるMagnetic Position Sensorのポートフォリオの一部として、新しいMLX90382はステアリング、ブレーキ、サスペンションシステムのニーズに正面から応えます。」
 「この最新バリアントは、安全なデジタルプロトコル、改善されたオンボード診断、シンプルで外乱磁場に強い設計を求める自動車エンジニアに、その利点をもたらします。さらに革新的な技術は今後も続きます。」
 -Klaus Wilczek氏(Melexis社 グローバルマーケティングディレクター)

■ 製品提供状況

「MLX90382」は現在、当社よりご提供可能です。

 製品の詳細仕様や導入に関するご相談、評価用サンプルのご希望などがございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら

製品情報や技術資料は以下の公式サイトよりご覧いただけます。 

www.melexis.com/MLX90382

データシート

製品カタログ

選定ツール

本件に関する
お問い合わせはこちら

お問い合わせ

PAGE TOP